コンテンツビジネス法務

コンテンツビジネスで扱うのは、映画、アニメ、漫画、小説などの作品とそこから生まれるキャラクターなどが対象であり、私たち弁護士などの法律家とはある意味で対極にいるようなクリエーターたちが生み出す新たな価値であって、私たちの固い頭ではとても到達できない能力から創出される芸術・芸能の世界ですが、それをビジネスで取り扱う以上、著作権、商品化権、商標権や意匠権などの権利関係が絡んできますし、それを取引の対象とするライセンス契約、業務委託契約、その他の様々な契約が絡んできます。

それゆえ、コンテンツビジネスを成功させるためには、しっかりとした契約を締結することが重要です。

私が、弁護士になりたての頃、ある著名な音楽家が若い時に音楽制作会社と取り交わした契約書が原因で、自ら実演して制作された原盤を自由に使えないという状況になっているため紛争となっているという案件にかかわりました。弁護士になった時点で、契約書が重要であるということは頭では理解していましたが、その時、現実の問題として理解できました。

もちろんそれはコンテンツの経済的な価値によるわけですが、コンテンツビジネスの特徴として、制作時にはそのコンテンツの経済的価値を正確には予測できないということがあります。対象コンテンツの可能性を見誤り、権利関係や契約関係をないがしろにすると、そのコンテンツの収益力を保持できなという事態が起こるかもしれません。私たちがコンテンツビジネスこそ法務が重要であると考える理由はそこにあります。

コンテンツビジネスの法務で失敗しないためには、関連する法令を把握することのほか、やはり取引先と締結する契約の内容が重要です。

当事務所では、契約書の作成・レビュー業務を行っています。特に知的財産権関連、コンテンツビジネスに関連する契約書作成業務に長年携わってきました。テンプレートを修正してできるような単純なものから、取引の実情に応じて、ほぼ一から作り上げていく契約書まで、多様なニーズにお応えすることができます。

契約書作成・レビュー業務に関するお問い合わせは以下をご参照ください。

またコンテンツビジネスにかかわっている事業者様は、おそらく日常的に契約書作成業務が発生していると思います。そのような場合は、その都度、契約書作成・レビューについてご依頼を受け、手数料について合意するよりも、顧問契約を締結させていただき、継続的に、ご相談を受けながら、取引の実情にあった契約書を作成する業務に従事させていただく方がメリットが大きいと思います。

顧問契約のご説明は以下をご参照ください。

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